テレビの音、結局サウンドバー?それともパッシブ?

テレビの音が「こもる」「セリフが聞き取りにくい」。そんな時の選択肢としてサウンドバーパッシブスピーカー+小型アンプがあります。本記事では両者の違いと、あなたに合う選び方を、設置のコツや接続の基本とあわせて整理します。
duende audio の小型2way(KHシステム搭載)は、サブウーファーなしでも“深く伸びる低音”くっきりした声を狙える設計。まずは全体像から。


結論と「向いている人」早わかり

  • まず手軽に薄型・省スペースでTV前をスッキリ:サウンドバーが向いています。
  • 聞き取りやすさ、音場と定位、低域の“締まり”まで欲しい:パッシブ+小型アンプが有利です。
  • 将来のアップグレードや配置の自由度を確保:パッシブ構成が拡張しやすいです。

失敗しない選び方(使い方で選ぶ)も用意しました。


サウンドバーの利点と限界

利点

  • 設置が最短:電源とTVに繋ぐだけ。HDMI ARC対応ならリモコン連動も簡単。
  • 省スペース:TVの手前に1本置けば済む。配線も少なめ。
  • 価格帯が広い:入門から多機能モデルまで選択肢が豊富。

限界(起こりやすい悩み)

  • ステレオ定位の限界:筐体が一体のため、左右の広がりは物理的に制約。
  • 低域がぼやけやすい:量感は出ても、床・壁へ振動が回り、輪郭が甘くなりがち。
  • アップグレード余地:「一体型」ゆえに、後からの交換・拡張の自由度は低め。

パッシブ+小型アンプの強み

  • 左右の物理的な分離:TVの左右に独立配置でき、映像と音像の一致感が上がります。
  • “深く伸びる低音”と締まりのある低域:小型でも輪郭が保ちやすく、セリフも明瞭。
  • 将来性:アンプ・ケーブル・設置の見直しで、段階的に音質を底上げ可能。
  • デスクトップやリビング兼用も可:TV用途から音楽リスニングへシーンを跨いで使えます。

必要なのはスピーカー本体小型アンプ(ラックに収納)、そしてスピーカーケーブル。TVの音声出力(HDMI ARCや光デジタル)から小型アンプへ入力し、そこからスピーカーへ出力します。


おすすめ設置方法

  1. 左右の間隔:TVの左右に、画面の外側に少しはみ出す程度に配置。左右対称を意識。
  2. 耳の高さ:ツィター(上部の高音ユニット)の高さが耳に近いと、セリフがぐっと聞き取りやすく。
  3. 壁との距離:筐体を遮蔽物にベタ付けせず、数cm〜の空きを確保。振動の伝達を防ぎます。

簡易接続図(TV→小型アンプ→スピーカー)

[TV 音声出力]
└─(HDMI ARC or 光デジタル)

[小型アンプ]
↓ (+/− を極性正しく)
[スピーカー(L)] [スピーカー(R)]

※TV側にHDMI ARC or 光出力、アンプ側にHDMI ARC or 光入力が必要です。


失敗しない選び方チェックリスト

  • 入出力の確認:TVの出力方式(HDMIARC/光)とアンプの入力が合うか。(光の場合はリモコン付きアンプ推奨)
  • 設置の自由度:左右を十分に離せる位置にブックシェルフスピーカーを置けるか。
  • アップグレード余地:将来的にアンプやケーブルを見直せる構成か。
  • 暮らしとの調和:無垢材や仕上げの質感、サイズ感、見た目の満足度。

よくある質問(抜粋)

Q. TVだけで鳴らせますか?
A. パッシブは小型アンプが必要です。TV→アンプ→スピーカーの順で接続します。

Q. サブウーファーは必要ですか?
A. duende audio の2wayはサブウーファーなしでも“深く伸びる低音”を狙った設計です。低域の輪郭と“締まり”を重視しています。

Q. 集合住宅でも大丈夫?
A. 振動や共振を最小限にする設計で締まりのある低域となっており、集合住宅でも安心してご使用いただけます。


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